作詞 麻生 新
ひとつの人生
暗い酒場の片隅今日も 古いピアノを叩いて唄う
歳の頃なら50の半ば 白髪まじりの彫りの深い顔
酔ったお客のリクエストは今日も
演歌ブルースラブソング
そつなく弾いているけれど ふと寂しい音がある
指が覚えた鍵盤を すこしずらして生きてるような
「今じゃ落ちぶれこのざまだよ」と 休憩時間につぶやきながら
俺の奢りのバーボンなめて 細い指先闇に透かして見る
遠い昔を 懐かしんでるのか?
ラークの灰が こぼれてる
映画でいつか見たようで とてもさまになっている
そんな彼の口癖は これも人生 ひとつの人生
こんな暮らしがお似合いだよと ピアノに目をくれポツリと漏らす
「それじゃ演(や)るか」と煙草を消した その目は厳しいプロのミュージシャン
ラストステージ エンディングはいつも
アドリブ入れた ♪サマータイム♪
その時だけが生きている 優しい目が酔っている
そんな彼を見て思う これが人生 ひとつの人生
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